
小玉だがアメ横をさまよっていると食べ頃のアテモヤを見かけたので買ってみた。
アテモヤはアテス(シャカトウ)とチェリモヤを交配したもので、ペルーの高地が原産のチェリモヤは暑さや強い日差しに弱いが、アテスがハイチの言葉でもあるように高温多湿なカリブ海の西インド諸島原産のシャカトウは強い日差しや暑さに強いため
チェリモヤを高温多湿な熱帯地域でも栽培するために両種を交配したもの。

アテモヤはチェリモヤのように追熟しても果皮がしっかりしていて手で剥けない場合が多いが、今回のアテモヤはシャカトウのように果皮が手で剥けた。
シャカトウはこの熟度になると数日で溶けて甘味が無くなり食べられなくなるが、チェリモヤやシャカトウは1週間はいける。

さぁ、食べていこうか
食感は果皮に近い部位はシャカトウのようにほのかに石細胞のザラザラした食感と果肉のふわっとした食感があるが、胎座からの繊維はチェリモヤのようにしっかりした弾力があるがやや柔らかい。
香りはγ-ノナラクトンのクリーミーな風味をふわりとまとい、リナロールの強い甘い香りが全体的に香るが、口にいれるとガツンと甘い果汁と共にヘキサン酸エチルのパイナップル風味がジュワッと強く感じられる。後味には酢酸ブチルの梨風味とγ-デカラクトンの桃の後味が感じられ、弱い酸味とかすかにαピネンの針葉樹の香りが残る。

ふわりと弱いγ-ノナラクトンの風味をまとった強いリナロールの香りから始まり、果汁の強いヘキサン酸エチルのリンゴやパイナップルにある甘い香り。
この香りのバランスはかなりシャカトウに近い。
対して弾力ある食感と甘さを引き締める酸味があるのはチェリモヤに近い。

香りはシャカトウ、味はチェリモヤ、基本的にアテモヤはそんな感じだが
よりどちらかの親に近い品種とかもあるのだろう。
面白いバンレイシ科果実があればまた食べたいと思う。

ではまた。



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