特大柑橘晩白柚

フルーツ☆コンクエスト

熊本県が誇る巨大柑橘、晩白柚

原産地はマレー半島、そこに自生する野生ブンタンが起源とされ、そこからベトナム、台湾などから日本に来たようだ。

名前は白柚の名前は台湾でついたのだろう。

デカすぎてちょっと高いしで買い渋る人が多いだろうが、果肉も巨大でまた利用価値の高い果皮も分厚く香りが良い。

これでマーマレードでも作ったら1リットル近く出来そうなサイズ。

しかし今回はこの果皮を乾燥させ、漆を塗り容器に仕立てたいので上部から果肉を取り出していく。

果皮と果肉を繋げる繊維を断ち切るために腕を突っ込んでいく。上から剥いていけば尻の繊維まで断ち切るのに30分くらいしかかからない。

俺の指使いの勝利、まるでモンキーポッドに手を突っ込んで抜けなくなったサルのように格闘していたが、果肉はほとんど無事のようだ。

デカすぎる、乾燥が難しそうだがチャレンジしてみよう。

果皮を剥けばカルセドニーの様な質感の色をした美しい果肉が現れる。

東南アジアではこれに塩をつけながら食べる習慣があるそうだ。

糖度は10程度。とはいえタイ産ポメロは糖度8でもかなりの甘さ、柑橘は低い糖度でも味が良い物が多いのが面白い。

さぁ、食べてみようか。

まずブリンブリンのボイルエビの様な砂瓤の弾力ある食感、リモネンのオレンジの香りにデカナールのシャープなシトラス香が乗りヌートカトンのグレープフルーツ風味に落ち着くブンタン類特有の爽やかな和柑橘風味。次に果汁のやや強い甘さを感じると共にαピネンの針葉樹の香りにかすかなペリルアルデヒドの紫蘇の風味が加わった春菊の様な香りがあり、後味にリナロールの甘い香りとわずかな酸味、ナリンギンのほのかな苦味が余韻に残る。

わずかに春菊風味のある甘いブンタンって感じですね。

このαピネンの針葉樹の香りは果皮にも感じられ、αピネンにかすかなペリルアルデヒドの紫蘇風味が加わったような春菊香は果汁に感じる。

他の柑橘でも花粉症に効果があることで有名になったジャバラには特にこの香りを強く感じる。

温州ミカンの祖先種であるクネンボという柑橘にも同様の香りがある。

まぁ、ジャバラもゆずとクネンボの子であるからこの春菊香はクネンボ由来か。

クネンボも東南アジア由来だというからブンタン系の遺伝があるのかもしれない。

交雑しながら極東の地にきた柑橘たち、その来歴はまだまだ未解明だが、あなたの山に眠る謎柑橘がそのミステリーを紐解くカギになるかもしれない。

謎柑橘があれば枝ごと送ってくれ。

果実は味見に、枝は接ぎ木や挿し木にして柑橘農家に送って調査する。

ではまた。

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