
沖縄で来歴不明の希少な丸型カニステルとして極わずかに流通するカニステルのような味がする果物、ロスサポテ。

ロスサポテは巨大な柿のような見た目だが果皮やヘタの雰囲気はやはりカニステルと変わらない。

ロスサポテはカニステルの近縁種か変種とされ、詳細な研究はされていないが、コスタリカでみつけたRoss sapoteをアメリカの熱帯果樹コレクターのビル・ウィットマンがフロリダに導入したとされる

カニステルの丸玉選抜品種という説、カニステルと異なり房状に実り、葉が細く、種子が多いため別種とする説や、カニステルとマメイサポテの丸型品種との交雑説がある。かなり希少な品種のため幻のサポテとも呼ばれている。

糖度を測るとこうなる。糖度計はデンプンも計測してしまうためバナナやカボチャなどデンプン蓄積型の果実を測るととんでもない数字が出る。カニステルの仲間もまたデンプン蓄積型なので糖度計の数値はあまり当てにならない。
ただバナナでは追熟すると数値が高まるためデンプンより糖の方が糖度計の数値として出やすいのは確かだろう。

さぁ、日本で奇跡的に流通している幻のサポテを食べていこうか
細かいデンプンがグリセリンやペクチンにより粘度を持ち柔らかく蒸し上げたヤツガシラのような食感。渋味や酸味はなく糖度24程度の強い甘味がある。香りはまずフルフラールの焼いたパンの香りにデカラクトンの桃の香りが乗る、そしてバナナの後半の香りに感じるようなコクのあるフルーティーで甘い酢酸ペンチルの香り、ややマルトールやメチルフルフラールによるカラメル風味を感じる。後味のカスタードのような脂肪味はγブチロラクトンか。
カニステルより水分が多いとされるが、水分というより更に感じる粒子が細かく滑らかで粘度が高い。

種子が1〜2個、大型品種だと3個入るカニステルと異なり、このサイズでも4個の種子が入る。
可食部が少ないこの感じは野生種っぽいが確かに味は良い。
比較のカニステルは購入した果実6個全て種子1個しかなかった。

某熱帯果樹系YouTuberも話題に挙げていた沖縄の希少な丸玉カニステルもどうやらこのロスサポテの様だ、みなさんも沖縄に行ったら探して通常のカニステルと比べてみては如何だろうか。
出所っぽい人は雫型カニステルとしてFairchild#2の様なカニステルも販売している。
おそらく個人輸入しているサポテ系熱帯果樹コレクターなのだろう。

ではまた。



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