
ネパール人の店にエレファントアップルが売っていたので買ってきた。
和名はビワモドキでビワのような葉を持つ1科1属1種の珍品。

ゾウノリンゴ(ナガエミカン)という別の果物もあるためやや紛らわしい。

ゾウノリンゴはハガネの硬さの果皮を叩き割ると、甘味と強い酸味がある茶色いペースト状の果肉が現れる。味はタマリンドに近い。

ミャンマーではゾウノリンゴの仲間の木をタナカと呼び、木をすりおろして顔に塗り日焼け止めに使う。メラニン生成抑制成分があり美白効果や冷感効果もあるという。
日本では4番目に多い名字だが、タナカを紋様のように塗るのがミャンマー人のおしゃれらしい。

エレファントアップルは果物なのか野菜なのかよくわからない見た目だが、受粉して結実しなければこのような果実様の見た目には育たないだろうからフルーツということにしておく。

割ってみるとやはりガクが果実を包み込む様に育つタイプで、イチゴやケンポナシのような準果物のような扱いでよさそうなフルーツ。
調べてみるとインドではこのガクをカレーにいれたり、ソースをつけて食べたり、ジャムにするという。

外側の皮は渋味が強く内側の皮は硬いため、外側も内側も皮を剥く。
カーブしているためかなり剥きづらいし、薄く剥きすぎると強い繊維が残る。

かなり手間を食ったがやっと味見ができる。
食感はレンコンのようなぬめりと繊維感があるがもっと柔らかい。まるでサトイモの先端部分のような食感。しかしモノによりサトウキビのような強い繊維が混じるため、硬いものはまるで木をかじったかのような繊維が口に残る。
香りにはまるでドリアンのようなエタンチオールのタマネギのような香りにヘキサノールより弱いヘキサン酸あたりの青リンゴの香りがある
強い酸味があり中々味は良い。

果実はガクの皮のような渋味があるため多分食べない。煮込めばワンチャン美味しいかもしれない。
エレファントアップルのこの全体的に繊維質な感じはゾウが好みそうだ。
ドリアンやサラカヤシもそうだが、エタンチオールのようなタマネギ臭を持つ果物はゾウの好みに合わせて進化したのかもな。
つまりこれはゾウが好きな匂い。
もしくは受粉をコウモリに頼るとしたら、コウモリが好きな香りなのかもしれない。

種はトマトのような感じで小さい。これが大木に育つのだから面白い。

エレファントアップルは種子に保水膜があるようで水を含むとチアシードのようにゼリーが出てくる。

アップルという名がつくだけあってリンゴのようにすぐ変色する。まぁ味は変わらないので良い。

ソースで食べるために、ミャンマーの発酵エビにトウガラシぶち込んで味噌にしたようなンガピというペーストと、スイートチリソースを混ぜたソースを作った。

元々エレファントアップルに酸味があるから甘しょっぱいソースによく合う。

エレファントアップルの味は簡単に言えば繊維質でドリアンの香りがする繊維質な柔らかい繊維質なレンコンかな。
柔らかい部位の食感はサトイモにも近い。
食物繊維豊富だから女性にはよさそう。
ではまた。



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