
クロード・ブランシェは1864年にフランスのClaude Blanchetという方が発表し、栽培の難しさから1900年代には絶滅寸前だったが
バートレットの受粉用に使われていたものが1903年、日本にバートレットの受粉樹として入ってきたそうだ。

来日後日本でもしばらくクロード・ブランシェはバートレットの受粉樹として栽培されていたようだが、いつしか果実の美味さが知れ渡ってラ・フランスとして販売されるようになり人気が出たのだろう。
元々ラ・フランスはぼこぼこした見た目から日本ではみっともない梨という意味で“みだぐなし”と呼ばれていたそうだが大した出世だ。

フランスでは今では見つからない幻の品種だが、日本ではラ・フランス一玉148円から680円くらいでよく売っているのはよく語られる話し。

さぁ食べてみようか。
しっとりと柔らかい滑らかな食感にメロンのような舌に残らない強い甘味。香りはヘキサノールの青リンゴ香に酢酸ブチルの梨の素朴な甘い香り主体、そこに酢酸エチルの熟したパイナップルの香りが重なり合い洋梨特有の香りが鼻に抜ける。

後味にはのどごしを生むわずかな石細胞の砂利感とほのかな酸味、1-ブタノールのバナナの香り、バニリンのバニラの香りにわずかにヘキサナールの青臭さが混じりこの品種特有のコクがあるが優しい甘さを持つ鼻の奥に感じる余韻を生み出している。

糖度15前後、強烈ではないが甘いと感じさせるには十分高い糖度。
このラ・フランスはなかなか美味い。

ラ・フランスは果実の見た目のいびつさから受粉樹にしか使われていなかったが、今では日本を席巻する代表品種になってしまった。
やはり一度落ちこぼれて這い上がったヤツは強い。

ではまた。



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