
奄美の諸屯に2本だけ残存していたケラジだそうだ。
鹿児島大学によれば奄美や沖縄ではケラジとカーブチーの混同がよく起きていて、花良治に由来するケラジミカンではないものがケラジと呼ばれていることがあると言われているので
いわゆる花良治のケラジミカンと同じか、他にケラジと呼ばれているものと同じかは分からない。

果皮はヌルッとした質感でマーコットオレンジのようにツルツルしている。

しかし雑柑類のようにアルベドが瓤嚢にこびりついており、果皮も千切れてしまうためマーコットと違い果皮は剥きにくい。

アルベドの食感はザラザラして良くないが、グレープフルーツなどと同様に2つに割れば簡単に剥くことができる。

糖度は11.4まぁ並みのミカンと同程度はあり、といったところか。酸度にもよるが人間の舌は糖度11%から甘味が強いと感じるため十分な糖度。

さぁ、たべてみようか。
キレのあるシャープな酸味があるが、甘味充分で味が濃い。香りはリモネン主体の柑橘香、リナロールの甘さもあるが強くはない。特徴的なのはほのかにヌートカトンのグレープフルーツ系の香りを持つこと。香りのバランスはほとんど文旦に近い。

種子は丸みを帯びて大きめだが、数は少ない。シークヮーサーなどのガチ野生種と異なり系統選抜などで種子がない個体が残って来た過去がありそう。ただ果実は文旦やグレープフルーツ類の原種に近いのではないかと考えさせられる味。

こう言った小型でヌートカトンの風味をもつ柑橘と、野生下ですでにデカいザボン類などが交雑することで、グレープフルーツや文旦などが生まれたのではないだろうか。

ではまた。



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