アムラ

魔王の気まぐれ

インドを中心に東南アジア一帯で食べられるフルーツ、アムラ。

ランバイやアマメシバで知られるコミカンソウ科の植物だ。

インドやネパール、バングラデシュやパキスタンなど東南アジア人のお店によく売っている。

マスカットのような見た目で甘そうだがその味は正に食用ではないタイプのヒメリンゴのよう。

青い風味に渋味と酸味が強い。

インドでは民間薬として古代から利用されてきたとされるが、こんな渋くて酸っぱい果実をどう利用するのか。

基本的に塩をつけて食べるが、南インドではスライスして砂糖漬けにするという。

ミャンマーではまずズィービューディ(アムラ)はボイルする。ボイルすることで果肉が茹でたカブのようになり叩き潰しやすくなる。

更に茹でたズィービューディ(アムラ)は圧力を加えれば条線に沿って簡単に割れて種子がとれる。

ただしボイルしたところで渋くて酸っぱいだけの果実でしかない。

なのでミャンマーではズィービューディをボイルして種子をとった後に石臼を用意する。

そして塩、味の素、ンガピ、乾燥エビ、ピーナッツ、トウガラシを加えて叩く。

ある程度ペーストになったら石臼から出して皿に盛る。

ちなみにンガピとは発酵させた魚介のペーストにトウガラシを加えたもの。魚介の旨味にキチン質の外骨格が発酵した独特のカダベリンのような香りがするので虫かエビが多く使われているはず。

出来たペーストに油をかけて完成。

ピーナッツの脂肪味がズィービューディ(アムラ)の渋味と合わさることでコクになり、エビの風味と旨味が果実の酸味と合わさることで味になる。

ごはんと食べるおかずらしいがおつまみにもちょうどよい。

筋が結構強いので、種子を取るときにきちんととるほうが良い。

アムラのビタミンCは加熱しても破壊されにくいことがわかっているそう、そのまま食べたら不味いが、調理したら美味いのでこれは嬉しい誤算。

未知のフルーツに惹かれたあなたがアムラだけは買わない様に祈っています。

ではまた。

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