
昔、メキシコ人のパウリナにサチャトマテについて聞いたことがある。
その時パウリナはこう言った。

わたしトマテ苦手で食べられないから分からないけど、家族はみんな好き。
メキシコ人でもトマト食べられない人がいるんだな、と教えてくれたのがこのサチャトマテである。

よくキウイやパッションフルーツとトマトを合わせた味と表現されるサチャトマテだが
東京なら野外越冬するほど耐寒性がある。

今回はウチで植えたら勝手に育ったサチャトマテ(別名タマリロ)を味見していく。

まず酪酸エチルのパイナップルのような香りを感じ、果肉の粒感ある滑らかなバナナのような食感、そしてほのかな甘味とトマトに近いフラネオールの甘い香りが乗りグルタミン酸の旨味を感じる。胎座のゼリー部にはパッションフルーツのような嫌味の無い酸味があり、後味にはトマトと同様にヘキサナールの青い香りがわずかに混じる。
一言で言えばフェイジョアの香りがする甘酸っぱいトマト。

アンデスの方々はロコトとパセリを加えて肉料理のソースにするらしい。

タマリロの食べ方の正解の1つとしては皮を剥いてキャラメリゼしたらめちゃ美味い。


実はタマリロの仲間には複数種あり、通常種より耐寒性がある種もある。
しかし多くは自家受粉しないため、栽培品種とするには難アリである。


この種は自家受粉しないが、トマトトーンで小さな実がなる。

タマリロはポルトガルに育種研究している方がいるので今後に期待ですね。

砂糖をかけても違和感がないため厚めに皮を剥き砂糖漬けにすると美味い。グァバも同じく砂糖と相性が良いので淡い甘味の果物だがジュース用に人気がある。
タマリロも砂糖を加えたジュースにすれば人気が出そうだ。

とはいえ条件が良ければ糖度も高まるので、甘味を出しやすい栽培方法の確立が先かもな。

タマリロは花も綺麗なので鑑賞用にも良いかも。ただ葉の香りはまるでガソリンのような石油香である。
ではまた。



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