
今回は誕プレでドリアンをいくつか買ってもらったので味見をしていく。


カラスが置配のダンボールを破壊している町、西川口では昔からなかなかカジュアルにドリアンが販売されているのでここで探した。

今回紹介するのは甲伦ことKra Dum Thong(クラドゥムトーン)ドリアン。

1kg1900円で2200円くらいだった。あえて小さい玉を選んだわけではなく、野生に近い古い品種なのでそもそも1〜1.5kgくらいの小玉品種なのだそう。

ヘタがもげているのが若干心配だったが他の条件がなかなかそろっていたこの玉を買った。


具体的には果皮の色味が黄色くなりすぎていないもので、かつ中身が濃い色のものをえらんだ。

ついでに買ってもらったベトナムのRI6の小玉と比べてもふた周り小さい。

持ち帰るとなにやらサラカヤシやモンステラにあるリンゴに近い香りが強く香り、ドリアン臭はほとんど感じないことがわかった。しかし果実から離れて遠くから感じるのは弱いドリアン臭。

ドリアンの中では小玉だが、木も小型なら栽培しやすかったりしないかな、とは思いつつ調べると3mくらいに剪定して管理できなくもない様だ。

割れ目からこじあけると黄金色の果肉がコンニチハ、かなり色が濃く、まるでカボチャプリンの様だ。




今回は双生果が2房と単果が2房の計4房の果肉を得ることができた。

指で触れると跡がつくくらいのベストな熟度。ドリアンは熟度で評価が変わりやすいので目利きが重要になる。

糖度は28.3、ウワサ通りの高糖度だ。クラドゥムトーンは新しい品種より糖度が高いらしい、

さぁ、食べてみようか、
口に含むとまず果皮の膜の様な食感、次に果肉のねっとりとろりしたなめらかな食感にバター様の脂肪味、そしてモントーン以上の濃縮された様な強い甘味とおだやかな苦味があり、種子付近には僅かだがイチジクの根元の様な繊維感がある。


香りは本当にわずかな茹でキャベツ程度のジメチルスルフィドの硫黄臭があるが、エタンチオールなどの不快臭はない。やはり剥く前から感じられたサラカヤシやモンステラのような酪酸エチルの完熟リンゴ風味が主体になりフラネオールとマルトールによるカラメル香が後に残る。

クラドゥムトーンはリンゴをキャラメリゼしたような風味が特徴的な極甘ドリアンだった、果肉を触った手にもカラメル香が残る。

クラドゥムトーンはひとことで言えばヤバいと思うくらい美味いドリアンだが、果肉が薄く種が大きく、なおかつ小玉なコスパの悪いドリアンであるとも言われている。

確かに小玉で原種系のクラドゥムトーンはモントーンなどと比べたら50%くらい可食部少ないかもしれないが、味は激ウマでドリアン臭は強くなくリンゴの香りが強い、そして大玉一玉買うと高価だし冷蔵庫に入らないから小玉は東南アジア以外の一般家庭にはありがたいし、匂いがキツくなる前に食べたい人にも食べきりサイズでありがたい。
古代品種だが現代社会に適している品種なので、もっと日本でも一般化されても良い優良種ではないだろうか?

ドリアン食べたことない人にこそ食べて欲しいクセがなく良い香りの激ウマドリアンkra dum thong。種子は一応栽培してみようかな
ではまた。



コメント