
英語ではカクタスペア、メキシコなどではツナと呼ばれ食べられているウチワサボテンの果実だが、
ウチワサボテンには複数の種があり、さらに複数の品種がある。
今回は日本各地で野生化している種のウチワサボテンの果実を食べてみた。

果皮に撥水性があり水を弾くので洗いやすいが、細かいトゲがあるのでやや注意が必要だ。

今回は赤肉種だが、ウチワサボテンの種によって果実の色は異なる。

薄まるとショッキングピンクなこの色素はドラゴンフルーツと同様のもののようだ。

さぁ、食べてみようか
食感は砂利にややドラゴンフルーツが混ざった感じ、それというのも胎座部の果肉が少なく種子が8割を占めるからだ。
酸味はあるが少なく、ほのかに甘い。
香りはジアセチルの様なかすかなバター風味にフラネオールの甘さと酪酸メチルのアンズの香りが乗る。後半はヘキサナールの青い香りが残りウリ系の風味に感じる。
しかし香りは全体的にかなり弱い。
ドラゴンフルーツに近い風味と言える。


この小さな果実に、これだけたくさんの種子があるので可食部は少ない。
種まきするなら良いかもしれないが。

固体差で胎座部が大きい個体と小さな個体があり、胎座部が大きい個体の方が甘味と香りが強い。
食用に栽培されるタイプのウチワサボテンはこの部分が肥大し、なおかつ種子が少ないのかもしれない。

糖度は市販品のトマトくらいだった。8.2〜9.4。
サボテンには食べられる果実をつける種が沢山あるので、いずれ見かけたら味見してみよう。
ウチワサボテンの食用品種が手に入れば面白いが国内だと難しいかもしれない。

ウチワサボテンの果実は酸味が強いと言う人もいるが、サボテン類の果実で食用にされる胎座部ではなく肥大した果皮の部分まで食べているのだろう。
そりゃ多肉植物だから胎座部以外にはリンゴ酸の強い酸味があるさ。
光合成の影響で。

ではまた。



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