赤いサンザシと黄色いサンザシ

フルーツ☆コンクエスト

ヒメリンゴ?もしくは四角い茶色い中国のお菓子?というのが日本人からしたサンザシのイメージではないだろうか

実際、生果実の販売はほとんど日本では見られず、中国人やネパール人、ミャンマー人などが経営するアジア食材店でしか見ることがない。

見るとしたらサンザシを砂糖と煮て冷やし固めた中国の茶色い四角いお菓子、山楂糕くらいだろう。

見た目はほぼヒメリンゴ、中国では豚の角煮に入れたり、おしゃれな所だとムースやジャムにしてバニラケーキを包んだりするようだ。

さぁ、食べてみようか

まず感じるのはとれたての紅玉のようなキレのある酸味、果皮にかすかにヘキサナールの青草の香りとほのかな渋味。(Z)-3-ヘキセニルによるリンゴ風味のある果肉の食感は棗にやや粉質化したリンゴを足したのような緻密な粉質によるねっとり感がある。

料理用には素晴らしいバランスの酸味。

さて、今回は珍しいことに黄実のサンザシも手に入ったので味見していく。

2013年に聶宗生という中国のサンザシ育種家が沂夢山で見つけた野生の黄色い実をつけるサンザシが由来のようだ。

偶然にも酸味が弱く、甘味があり、酸味が特徴として知られるサンザシでありながらも生食に適するため人気の品種になっているそう。

確かに野生種っぽさが残る外観、ただ適切な台木を利用することでサイズや収量が安定することがわかったとされている。

金如意という品種名がついているそうだ。

さて、味見してみようか、

なんと、通常のサンザシの4分の1しか酸味を感じないほど酸味が弱く、通常の(Z)-3-ヘキセニルによるリンゴ風味は控えめだがベースに存在し、王林の様な酪酸エチルのパイナップル風味を強く感じ、後味に2-メチルブチルアセテートのバナナの風味を感じる。

食感は赤実の通常品種よりなめらかで柔らかく、胎座が崩れやすい。

赤実と黄実、全然味が違うが、やはり料理用に赤、生食用に黄で住み分ける形になるのだろうな。

黄実は結構美味い。

ではまた。

コメント

  1. 草喰ひ猫 より:

    デカっ!庭木で見るサンザシはいいとこ1~2㎝、皮ばかり感じて食べる気にならないのに・・・
    盆栽とか鉢植えにされてピラカンサスと呼ばれるトキワサンザシ・タチバナモドキも近い仲間なのかな🤔
    実は1㎝もないけど、赤オレンジ黄色と果皮は色とりどりです。ぜんぜん食べるところ無いけど😆

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